バルト三国周遊8日間  

第6日目 10月 1日(日) 
 
ホテル出発 09:00 専用バスにて  【世界遺産】 タリン歴史地区観光
タリン
 エストニアの首都タリンは、バルト海のフィンランド湾に臨む町で、かってと出されたソ連の一地方都市だった時代は過ぎ去り、現在は多くの観光客が訪れる北欧に開かれた「バルトの窓」になっている。
 タリンには、すでに11世紀頃からエストニア人の砦が築かれていた。従事騎士団のバルト地方での動きが活発になると、これに呼応したデンマーク王によって1219年には砦は占領され、トームベアの丘に城が築かれた。エストニア人アコレを「Taani Linn」(デンマークの城)」と呼び、現在のタリンの名の由来となったと伝えられている。
 
トームペア城
 エストニア人の勝手の砦があった場所に、13世紀前半に建てられた騎士団の城で、外城の中に修道院型の内城がある頑強なもので、支配者が変わる度に補強改築された。現在の姿になったのは18世紀後半のことで、当時の権力者エカテリーナⅡ世は知事官邸として使うため改築を命じた。正面から見ると城というよりは宮殿に近い姿になっている。
高さ50.2㎡の塔のっぽのヘルマン  城の裏側からから見た姿。
 
トームペア
 トームペアは、石灰岩の層で出来た高さ約24m(海抜43m)の丘で、市街を見下ろすトームペアは常に権力の居城となり、市議会が支配する下町とは政治的にも物理的にも厳格に隔てられていた。
 エストニアの神話では、トームペアは古代の王化レフが眠っている墓陵であるとされている。
 
大聖堂(トームキリク)
 1219年にデンマーク人がトームペアを占領してすぐに建築した、エストニア最古の教会で、聖母マリアの大聖堂とも呼ばれ、創設以来タリンにおける中心的教会の地位にある。1684年大火災により焼失したが、その後約100年の月日をかけて現在の教会が再建された。
展望台
 トームベアの丘上から、塔が立ち並ぶ下町を見下ろすことが出来る展望台は南側と北側があり、観光客には人気のスポットになっている。
  北側展望台からの眺め
アレクサンドル・ネフスキー聖堂
 1901年に支配者の帝政ロシアによって建てられたロシア正教教会。タリンの街並みとの調和を考えると、この教会は異端児的で、エストニアが最初に独立を果たした時代には移転する計画があったが、実現は現在もしていない。
旧市街のメインストリート、ヴィル通り入り口のヴィル門
城壁
 三角屋根の塔を並べ旧市街を取り囲む城壁はタリンで最も重要な建物で、塔の広場から写真を撮ったり、ラボリトーリウミ通りの城壁沿いに歩いてみたり、スール・クローストゥリ通りやムーリヴァへ通りの城壁は上ることもできます。
旧市庁舎とラエコヤ広場周辺
旧市庁舎
 北ヨーロッパに唯一残るゴシック様式の市庁舎。14世紀半ばに最初の建物が建ってられ、1404年の増築後に現在の姿となった。 
ラエコヤ広場
 デンマーク人に占領される以前から、市場として存在していた広場。中世の広場では商品の売買のほか、結婚式の更新や折々の行事、稀に罪人の処刑も行われた。
カタリーナの小路 
聖カタリーナ教会
聖ニコラス教会
 船乗りの守護聖人ニコラスに捧げられ、13世紀前半にドイツ商人の居住地の中心に建てられた教会で、非常時には要塞としての機能も果たしてきた。1944年のソ連の空爆で破壊されたため、オリジナルの内装は残っていない。現在は博物館とパイプオルガンのコンサートホールとして使われています。
ワバドゥセ広場
 エストニア独立戦争戦勝記念碑建つワバドゥセ広場、この広場周辺にはエストニア劇場や各官公庁など20世紀初めに建てられた建築物が多く、旧市街とは違った近代ヨーロッパ的な街並みを見せている。
ワバドゥセ広場 戦勝記念碑
官庁街 ハルユ通り
昼食後、カドリオルク公園とカドリオルク宮殿の庭園観光
カドリオルク公園
 大北方戦争(1700~1721年)後、バルト地区を手に入れたロシアのビョートル大帝が妃エカリテーナのために離宮と公園を造らせた。地元の人々はエカテリーナに対応するエストニア女性の名を使い「カドリの谷」と呼んだ。
カドリオルク美術館(離宮・カドリオルク宮殿)
 離宮の建設が開始されたのが1718年、イタリアの建築家による後期バロック様式の宮殿で、現在はカドリオルク美術館となって西欧やロシアの絵画美術品が収められた作品群も素晴らしいが、完全に修復された宮殿の建物、漆喰彫刻で飾られた内装も見事である。バロック様式の庭園も美しい。隣にある建物は1930年代に建てられた大統領官邸。
 
大統領官邸
観光後、専用バスにて移動し宿泊ホテル周辺で降車し以後自由行動。
 
今夜はツアーの夕食は無く、オプショナルツアーで中世風レストランでディナーでした。
タリン泊     宿泊ホテル: パークインバイラデイソンメリトンタリン 
                  (PARK INN BY RADISSON MERITON CONFERENCE & SUP)