特別史跡 平城宮跡 第一次大極殿正殿復原整備 特別公開

平成20年 9月21日(日)〜9月23日(火・祝)

大極殿(第一次大極殿、大極殿院地区)
今から約1300年前の奈良時代、西暦710年(元明天皇)に藤原京から遷都された平城京の北側中央に位置した「平城宮」の中心に有り最も重要な建物で、
遷都後の715年に竣工したと考えられています。
大極殿は、天皇の即位式や元日の朝賀のような、国家的儀式に使われました。大極殿は740年の恭仁京へ遷都に伴い移築されたが、745年に再び平城京に都が戻されてからは、元の位置の東側の区画に置かれました。2箇所ある大極殿の遺構を区別するため、最初の大極殿を便宜的に「第一次大極殿」と呼んでいます。大極殿を築地回廊で囲んだ、南北320m、東西180mの範囲を大極殿院地区と呼んでいます。


大極殿の大きさ
東西長さ約44m 、南北長さ19.5m、高さ(棟高)約27m(基壇の高さ3.5mを含む)朱雀門(25mX10mX22m)より大きく、大仏殿(57mX50mX48m)より小さい。
柱の大きさ、本数。 初重の柱は、直径約71cm、長さ約5m、本数44本。二重の柱は、直径約59cm、長さ約2.6m、本数は22本で計66本使われています。
初重、二重の屋根瓦の総数10万枚。 使用材木は、ヒノキケヤキ。吉野、熊野地方を中心とした国内産。