イタリア 9日間の旅

1〜2日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8〜9日目

3日目  6月9日(火曜日)

ヴェネツィアVenezia

 ヴェネツィアはアドリア海の根元に位置するヴェネト州の州都で、人口約31万人。ヴェネツィアは452年、西ローマ帝国が崩壊した
際に本土へのフン族進入から逃れてきた人々が、200年にわたってアドリア海に注ぐ河川の潟に移住し形成した都市国家の始まりです。
150の運河、400以上の橋、117の島から成る水上都市は12世紀以降、人口8万人にして東西貿易の中継地として莫大な富を築き、
1204年には十字軍と組んでコンスタンチノープル(今のイスタンブール)を征服した。カーニバル(謝肉祭)は世界的に有名で、
毎年1月下旬から3月の間、11日間にわたって開催される。

     8:30 宿泊ホテル「チェントレーラ」を出発専用バスにてベネチア本島へ,水上バス桟橋から貸切水上バスでベネチア中心部に向う。
     天気は快晴、時差ぼけも少し戻ってきた様子。今日は楽しみにしていた世界遺産ベネチア観光、迷路のように張り巡らされた運河を
     ロマンチックなゴンドラに乗船、また、昼食は名物「イカスミパスタ」を食しました。

宿泊ホテル「チェントレーラ」  バスの車窓より  水上バス桟橋に向う

    豪華客船も数隻停泊している桟橋からベネチアの玄関口に向う船上からの眺めは様々な建造物

停泊中の豪華客船  

    船上よりサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会・鐘楼とドゥカーレ宮殿を眺めながらベネチア中心部玄関口桟橋に到着。

サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会  中央にそびえたつ鐘楼と右手にドゥカーレ宮殿  スキアヴォーニ河岸の桟橋に到着

   ヴェネツィアングラスの歴史
 古代ローマの伝統と、東方貿易でイスラム圏から伝来した製法を取り入れて発達したヴェネツィアングラス。ラグーナでのガラス制作の
歴史は古く、トルチェッロ島では7世紀の吹きガラスの破片が発掘されている。中世のムラーノ島ではボトル・タンブラー・ランプなど様々な
製品が作られていた。15世紀には薄く透明なクリスタルグラスの技法が導入され、ヨーロッパ各地の貴族の憧れの的に。エナメルや金による
絵付け、ラッティモと呼ばれる乳白色ガラス、色ガラスの棒を封入するレースガラスなど、15〜16世紀に生み出された華麗な製法は、
今もムラーノ攻防で受け継がれている。

   ヴェネツィアングラス工房見学

ヴェネツィアンガラス工房  実演でヴェネツィアングラスを製作する職人  高価なヴェネツィアングラスが陳列されているショーケース

  ロマンチックなゴンドラ遊覧で水辺の風情を楽しむ!
漕ぎ手が唄うカンツォーネの美声を聞きながら、水都の風情を楽しめるのがゴンドラで、水面に近い視線からヴェネツィアを眺めるのも一興。
古き良き建物の間を迷路のような運河をすべるように進むゴンドラは見事にヴェネツィアの魅力を醸し出してくれます。

ゴンドラ乗降桟橋    

    ゴンドラを巧みに操る漕ぎ手

   サン・マルコ地区 

サン・マルコ大聖堂

   サン・マルコ大聖堂(Basilica di San Marco
 
 共和国時代の政治・宗教の中心地であったサン・マルコ広場に建つが、
この広場は18世紀末にナポレオンが占領した時「屋根の無い宮殿」と
絶賛したと言う。サン・マルコ大聖堂は、828年にアレキサンドリアから
運ばれた聖マルコの遺骸を安置する場所として礼拝堂を建てたのが起源。
その後976年に焼失して再建、更にヴェネツィア共和国の威信を示すために
1063年から400年がかりで今の大聖堂に建て替えたもので、数少ない
ギリシャ正教の聖地としてモザイク模様が荘厳である。





ドゥカーレ宮殿  
   ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale

 ヴェネツィア共和国総督の居城で対称性を重視した後期ゴシックの典型。
建物半分は尖頭アーチが連なる渡り廊下で、これに対して上部は飾り気の
無い壁面になっている。814年に造られた総督の城をもとに建設、その後改築を
繰り返して15世紀前半に完成した。共和国政府の決定舞台であり、総督の公邸
として使われたため、ヴェネツィア派巨匠による豪華な壁画や天井画が描かれている。
向に石牢が有り、はるか昔牢獄から刑場に引かれて行く囚人達が渡って行く
「溜息の橋」がある。


    『溜息の橋』 クリックすれば橋の画像が有ります。


ドゥカーレ宮殿  宮殿の壁面に飾られた有翼の獅子像  サン・マルコ広場入り口に建てられたオベリスクの頂点に掲げられた有翼の獅子像

鐘楼(Campanile カンパニーレ)
 鐘楼(Campanile)  カンパニーレ
 
●高くそびえ天を突く
 サン・マルコ広場にそびえる高さ96.8mの鐘楼。赤いレンガ造りで天を突くようなシンプルなフォルムは寺院とは対照的な美しさだ。鐘楼下の大理石とブロンズのエレガントな装飾はサンソヴィーノによる16世紀のもの。鐘楼は1912年に再建された。エレベーターで屋上まで昇れ、ラグーナと街を一望できます。

画像をクリックすれば屋上からの景色を見ることが出来ます。
ムーア人がブロンズ像が時を告げる時計塔  
 時計塔(Torre dell’Orologio
          
トッレ デッロロロージョ
●ムーア人が時を告げる
 
サン・マルコ広場の北側、ロッジアの建物の一部を占めている。15世紀にM.コドゥッチによって建てられたもので、頂にはブロンズ像の二人のムーア人が乗り、大きな鐘を打って時を告げます。















          世界遺産ヴェネツィア観光後
          13:15頃 レストランにて昼食 名物のイカスミパスタを頂きました。

イカスミパスタ リングイカと小エビのフリッター パスタ デザート テラミス

メニューはイカスミパスタ・リングイカと小エビのフリッター・もう一種類のパスタ、デザートはテラミス

昼食後、水上バスにてヴェネツィア本島出発。イタリア本土に到着後専用バスにてカレンツァーノへ
途中、ショッピングセンターで(45分)買い物及びトイレ休憩。
19:15  レストランにて夕食メニューは狩猟風鶏肉料理。
フィレンツェ近郊都市プラトリーノへ
20:45  プラトリーノ  ホテル到着    バス走行距離約240Km
宿泊ホテル  デミドフ

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