イタリア 9日間の旅

1〜2日目 3日目 4日目 5日目 7日目 8〜9日

6日目  6月12日(金曜日)

南イタリア観光のハイライト、ポンペイ・カプリ島・ナポリへ2泊3日の訪問。

     09:30 専用バスにてホテル出発。 一路ポンペイへ
      12:30  約250kmのバス走行でポンペイに到着。 昼食はレストランにて南イタリア名物シーフードフリッター。

  世界遺産 ポンペイ遺跡 Pompei

 西暦79年8月24日、ヴェスヴィオ火山の大噴火は南麓の町ポンペイを火山礫と火山灰の下に埋もらせた。
街は紀元前8〜7世紀の歴史を持ち、ワインと油の輸出で潤い、紀元前1世紀からローマの支配下で商業地、
別荘地として栄える。噴火直前の人口は2万5000人だったと推定される、約2000人の人が犠牲になった。
18世紀半ば、ナポリ王カルロス3世によって1700年もの間地中に眠っていた古代都市の発掘が始まった。
碁盤の目のような街路に神殿や浴場や住宅が蘇り、1900年前の人々の生活の営みが鮮明にわかるほど
状態がよく、人々を興奮させている。                                          
剣闘士の兵舎がある広場
剣闘士の兵舎がある広場 剣闘士の兵舎がある広場
大劇場に通ずる道
大劇場に通ずる道
馬等を繋ぎとめる穴 車の轍と飛び石状に成った横断歩道
横断歩道があるメインストリート 大通り
道に掘り込まれた娼婦の館へ行く案内標識 娼婦の館のベット 娼婦の館の壁に書かれたフレスコ画(春画)
裁判や商取引が行われた所 バシリカ  バシリカ Basilica

  裁判や商取引が行われた場所

 古代の建築様式に見られるバシリカの中でも最古の時代に
属するもの。紀元前2世紀に建造されたと推定される。28本の
大円柱は漆喰が塗りこまれていた。3廊式に分かれた内部で
は、裁判や商取引が行われ、経済、政治の問題についても討
論されていた。
公共施設が建ち並ぶフォア(公共広場)
 
フォロ(公共広場) Foro


  政治・経済の施設が並ぶ街の中心

 バシリカ、アポロ神殿、食料市場、聖堂、浴場などの公共建築
が取り囲むポンペイの中核的広場。長方形の広場を2層の列柱
回廊が囲み、床は大理石の石板で舗装され、皇帝の像が建ち並
んでいたと考えられます。




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アポロ神殿  アポロ神殿  Tempio di Apollo

48本のイオニア式円柱で囲まれた大神殿

アポロ像
 
 バシリカの向にある神殿。周囲は48本の円柱と壁で覆われ、中央にある本殿は40本のコリント式円柱で囲まれていた。奉納者の名が刻まれた陶器やアポロのブロンズ像は、アポロの妹ディアナ像が出土している、ここにあるはのコピーでオリジナルはナポリの国立考古学博物館に収蔵されている。
  
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ヴェスヴィオ火山を背に建っているジュピターの神殿
 ジュピターの神殿 Tempio di Giove

  フォロの北側に建つ広場のシンボル
 
 
ジュピター、ユノ、ミネルヴァの三神を祀る神殿。紀元前
2世紀半ば、ヴェスヴィオ火山を背にフォロの北に建てられ、
前面にはイオニア式とコリント式の2層の円柱が並んでいた。


ジュピターの神殿
 


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カリグラ帝の凱旋門
 カリグラ帝の凱旋門  Arco di Caligola

  カリグラ帝を讃えるアーチ


 フォロの北西にある凱旋門。フォルトルナ通りやテルメ
通りなど4つの通りが交わる所に建てられている。カリグ
ラ帝を讃えるためのアーチだったようで、皇帝のブロンズ
騎馬像の一部も出土している。





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 フォロの浴場 Terme del Foro

フォロのすぐ北側にある浴場


 男性用の浴場が修復され、冷水・温水風呂やサウナなどの施設が見られる。冷水風呂は男性4人が入れる大きさだったようです。
出口正面には居酒屋が有り、風呂帰りの客で賑わったと思われます。

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エウマキアの建物
Edificio di Eumachia
ウェスバンアヌス帝の神殿
Tempio di Vespasiano
Santuariodi Lari Pubblici
エウマキアの建物 Edificio di Eumachi ウェスバンアヌス帝の神殿 Santuariodi Lari Pubblici
食品市場  Macellum                    ***画像クリックで拡大します。***
食品市場入り口
居酒屋 パン屋 パンを焼く石窯
居酒屋
パン屋
現在も昔も変らない形の石窯
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収蔵されている発掘された埋蔵品の数々
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人体もそのままの状態で発掘された様子。 発掘された埋蔵品の数々 発掘された埋蔵品の数々 発掘された埋蔵品の数々 発掘された埋蔵品の数々人体は復元品
2階への階段 玄関に施されたモザイク画 マリーナ通り
2階建てであった証2階へ上る階段
玄関に施されたモザイク画
マリーナ通り
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ポンペイ遺跡観光を終えて本場のカメオ工房と販売店に立ち寄りナポリへ向う

17:00頃 ナポリに到着                          

ナポリ   Napoli

複雑な歴史をくぐった南部最大の都市
ナポリはカンパニア州の州都、面積117ku、人口約100万人。ナポリの道路事情はすさまじい。車とバイクが我先にと割り込み合戦を繰
り広げる。ナポリ周辺の海は美しい。ナポリ湾とはるか彼方にかすむヴェスヴィオ火山の風光は、ローマ皇帝たちもお気に入りだった。ナポ
  リの歴史はめまぐるしい。紀元前7〜6世紀にギリシャ人がネアポリス=新都市と名づけ、ローマ時代を経て、1140年よりノルマン人がとうち、
13世紀にアンジュー家、続いてアラゴン家が王国の首都とした。1503年よりスペイン提督の支配を受けると、大々的な都市化が計られた。
1734年、ブルボン王家の元でナポリは首都に返り咲く。複雑に変遷した為政者のもと、文化的中心であり続けたナポリっ子の誇りは高い。

バスの車窓より世界遺産ナポリの街を観光

ベヴェレッロ港付近のコロンボ通り モーロ・ベヴェレッロ港に停泊する豪華客船 ププリチ公園周辺にあるヨットハーバー
ベヴェレッロ港付近のコロンボ通り モーロ・ベヴェレッロ港に停泊する豪華客船 ププリチ公園周辺にあるヨットハーバー
サンタ・ルチア港の埠頭に建つ卵城
 卵城  Castel dell' Ovo

  要塞のような城からは絶景が楽しめる


 12世紀、ノルマン王によってサンタ・ルチア港の
埠頭に建てられた城。
 卵城という名の由来は、城を築くとき、基礎部分
に卵を埋め込み、「この卵が割れた時は、城はお
ろかナポリの街まで危機が迫る」と呪文がかけら
れたという伝説がある事から来ている。
 また、「ナポリを見て死ね」という言葉は、この城
から見たナポリの風景だといわれている。
   下車観光
巨大な塔の間に白い見事なルネッサンス様式の凱旋門が浮かぶカステル・ヌオーヴォ  カステル・ヌオーヴォ  Castel Nuovo

   フランスのアンジュー家の居城

 フランスのアンジュの城をモデルに、1282年、フラ
ンスのアンジュー家出身のシャルル1世が建てた城。
1467年にはスペインのアラゴン家のアルフォンソ1世
が王になり、全面改装が行われた。正面に並ぶ3つの
塔の右側2つの間に、見事なルネッサンス様式の凱旋
門を完成させ、自らが凱旋進行する様子を大理石に刻
んだ。周囲は濠で囲まれて、内部は博物館として開放
されている。
 ヌオーヴォとは新しいという意味だが、サンタ・ルチア港
の先にある卵城に比べて新しいという意味。
王宮に隣接して建つサン・カルロ歌劇場
 サン・カルロ歌劇場  Teatro SanCarlo

   トップクラスの音楽家も訪れる歌劇場


 ブルボン家のシャルル3世が18世紀半ばに建築。
十九世紀初めに改築されたが、豪華な内装もさるこ
とながら、音響効果もよくイタリア屈指の歌劇場とし
て名高い。




    
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高級ホテルが建ち並ぶ通り 帰宅のラッシュ時 市民公園 丘の上の住宅街 ナポリ中央駅前
高級ホテルのある街並 帰宅のラッシュ時 市民公園 丘の上の住宅街 ナポリ中央駅前
今宵のレストラン  
 18:30頃 レストランにて夕食   今夜のスパゲティはボンゴレでした。


ボンゴレスパゲティ 生野菜のサラダ

20:00頃  ナポリ中央駅前にあるホテルに到着。     宿泊ホテル: スターテルミナス   本日のバス走行距離 約280Km

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