サギソウを育てよう

絶滅危惧U類の貴重なサギソウの球根を植えて増やしましょう。


           ■材料 
               サギ草の球根
               植木鉢
               硬質鹿沼土(中粒)
               水苔(湿らせておく)
               鉢底ネット
               ネット(上にかぶせる)
               楊枝(ネットをとめる)
               マグアンプK (中粒)5〜6粒
               ベンレート水和剤(2000倍液)
  

           ■植える手順

鉢底にネットを敷き、水苔を2cm位入れ軽く抑える。
元肥としてマグアンプK(中粒)5〜6粒を水苔の上に置く。
水苔の上に鹿沼土を2cm位まんべんに入れる。
鹿沼土の上に水苔を2cm位入れ、サギソウの球根の黒い
尖った方が上になるように配置よく水苔に立たせるように
置いていく。


注意 植えるとき、球根を指で触らない。ピンセットを使う!
球根を倒さないように鹿沼土を入れる。(球根が隠れる程度)
水苔で球根から3cm位上になるまでたっぷり覆う。
芽が出るまで水苔が飛ばないようにネットをかぶせ
3〜4箇所楊枝で止めておく。
病気予防のため、ベンレート水和剤2000倍液をジョロで
全体にかけておく。

入梅前に1度、梅雨明けに1度同様に消毒する。

           ■置き場所と花が咲くまでの管理
               日当たりの良い場所で、雨や水遣りによる泥ハネのかからない少し高い所。(泥ハネによる
               病気予防)
               水遣りは、用土の乾きを見て春秋は1〜2日に1回、夏は朝夕。(日中の水遣りは避ける)
               肥料は、月2回程度、液肥を施す。
               花は7月末〜8月に咲きます。

           ■花後の管理               
               咲き終わった花ガラはこまめに取る。
               花が咲き終わった頃に1回、1ヵ月後に1回お礼肥えとして液肥を施す。
               葉の先がだんだん枯れてきたら、発泡スチロールの箱に植木鉢後トイレ雨の当たらないように
               ふたをして軒下等に翌年2月末まで置く。(水遣りも何もしない)

               翌年2月末から3月始めに箱から鉢を取り出す。
               ベンレート水和剤1000倍液を作っておく。
               鉢の枯葉と上の水苔を取り除き、残った水苔、鹿沼土お少しづつザルに入れ、水を張ったバケツの
               中で静かにゆすって球根をピンセットで取り出しベンレート液の中に浸す。(指では触らない)
               この作業を繰り返す。
               1時間程度浸した後、ティッシュペーパーの上に広げて水気を切り、植える手順に従って植える。
               球根を漬けておいたベンレート液を2倍に薄め(2000倍液になる)全体にかけておく。
               
               球根を掘り上げてすぐ植えない場合は、球根が乾かないように湿らせた水苔で包みビニール袋に
               保存する。 なるべく早く植える。
    
               注意 何時の場合も球根を指で触らない。