情熱のスペイン・悠久のポルトガル10日間の旅
7日目 2010年4月12日(月)
起床05:30 朝食07:00 08:00 ホテル出発 セビーリャ観光 アラビア文化を現在に伝える 世界遺産 アルカサール 世界遺産 スペイン最大のカテドラル スペイン広場 ショッピング。 |
大航海時代に繁栄を極めた華麗なる都 セビーリャ(Sevilla) 人口約70万人を抱えるスペイン第4の都市。オペラ「カルメン」や「セビーリャの理髪師」、「フィガロの結婚」などの舞台となった町。大航海時代には新大陸の発見と共に交易港として栄えるなど、アンダルシア地方の中心をなしている。闘牛やフラメンコの本場であり、セビーリャの春祭りは、バレンシアの火祭り、パンプローナの牛追い祭りに並ぶ、ペイン三大祭の一つである。街全体がお祭ムードで、昼夜を通してフラメンコや闘牛に熱狂する。 |
世界遺産 カテドラル(Catedral) スペイン最大のカテドラル。世界ではローマのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール寺院についで3番目の規模である。13世紀半ば、それまでイスラム寺院であったが、レコンキスタによりキリスト教聖堂として造りかえられた。15世紀初頭「後世の人が驚くほど大きなカテドラルを建てよう」とけっていで約100年の年月を掛けた建造された。大聖堂の隣にはヒラルダの塔が建ち、上から街が一望できます。 |
ヒラルダの塔 | ヒラルダの塔 |
世界遺産 アルカーサル(Real Alcazar) 9〜11世紀のイスラム時代に立てられたカリフの王宮跡地にキリスト教王の宮殿を建造。ムデハル様式の建物の大部分はカスティーリャ王ペドロ1世時代のものだが、、歴代の王達によって増改築が繰り返された。 |
城壁 | 城門の上に掲げられたセビーリャ焼の王家の紋章 |
サンタ・クルス地区(Barrio de Santa Cruz) 白い家が建ち並ぶ迷路のような街 15世紀頃までユダヤ人たちが居住していたエリア。白壁の家には花やセビーリャ焼が飾られ、美しい町並みが広がる。細い路地や広場には、みやげ物店やレストラン、バルなどが有ります。 |
スペイン文化”闘牛”の学び場 マエストランサ闘牛場(Plaza de Toros la Real Maestranza) 18世紀に建てられた目にも鮮やかな外観の闘牛場で、併設の博物館ではピカソの絵やマントといった、、闘牛に関する小物が展示されている。ちなみに闘牛のシーズンはイースターから10月中旬頃まで。 バスの車窓からのPhoto |
10:20 セビーリャ観光、ショッピング(有名ブランドブティック)その後、エヴォラ(ポルトガル)へ セビーリャ市街からエヴォラまでのバスの車窓からの眺め |
酒のメーカーの看板スペインのあちらこちらで見かける光景 | 古城の建つ丘 |
コルクの生産が盛んな街 | コルク樫の林 |
良く見かける風景であった送電柱の上でのコウノトリの巣篭もり | スペイン最後に通過した街 |
スペインとポルトガル国境で検問中 | 水力発電用のダム湖 |
スペインとポルトガルの国境越えで時差ー1時間の調整。 日本との時差はー8時間となる。 |
発電所ダム | 水力発電所 |
13:40 ポルトガルの最初の訪問地エヴォラに到着。 バス走行距離約345km 市内レストランで昼食後、世界遺産、エヴォラ歴史地区の観光。 |
城壁に囲まれたアレンテージョの古都 エヴォラ(Évora) リスボンの東150km、緩やかな起伏の丘陵地帯でコルク樫やオリーブの木が整然と並んでいる、そんな緑のある風景に恵まれた中にある、ローマ時代の城壁に囲まれた街でスペインと国境を接するアレンテージョ地方の中心都市。1986年にユネスコの世界遺産に登録された歴史地区の町並みには、古代ローマ時代の遺跡や城壁が残っている。16世紀には大学も創設され、世界中から多くの知識人が訪れた。1584年9月には日本からはるか海を渡った天正遣欧少年使節団も訪れて大司教の歓待を受けた。 |
ジラルド広場(Pr.do Giraldo) エヴォラの英雄、ジラルド・センパボルの名を冠した、人々で賑わう街の中心地。 |
カテドラル(Catedrel de Évora,(Sé) 12〜13世紀に完成まで約60年を要した、砦のように堂々とした教会。ロマネスク様式の上に、ゴシック様式が加えられた珍しい建築で、左右非対称の2つの塔が特徴で、ファサードは要塞のような堅固な印象を与えている。 |
エヴォラのシンボル ディアナ神殿、ローマ神殿(Templa de Diana ,Templa Romana) 2〜3世紀に掛けてローマ人によって造られたコリント式の神殿。月の女神ディアナに捧げられたものと推測されている。中世には要塞として使われたおかげで、イベリア半島に残るローマ神殿の中では、比較的保存状態が良い。円柱の土台と柱頭にはエストレモス産の大理石が、柱身には御影石が使われている。 |
ディアナ神殿周辺散策 |
城壁の外へと続く水道橋 | ディアナ神殿の裏側にある銅像がある広場 |
ローオス教会の右側に続く修道院、現在はポサーダとして利用されており、1回の回廊はレストランに、2階は僧房を利用した客室になっている。泊まれなくてもけんがく、食事やお茶は自由に楽しめる。 |
人骨堂が付属している サン・フランシスコ教会(Igreja de São Francisco) 16世紀初期に建てられた、間縫える様式の装飾が美しい教会。ここの目玉は祭壇の右側にある人骨堂(Capela dos Ossos)。その名のとおり、5000体もの人骨が壁や柱にぎっしりと埋め尽くされている。修道士達が瞑想する場として作られたといわれている。 |
サン・フランシスコ教会 | サン・フランシスコ教会正面入口 |
ジラルド広場から東へ伸びる、ホテルやカフェ、土産物屋などが並び観光客で賑わう10月5日通り(Rua 5 de Outubro) |
休憩中の観光馬車 | 街角に建つ郵便ポスト 赤色は普通、青色は速達。 |
16:30 エヴォラ歴史地区観光後、宿泊地リスボンへ向う バス走行距離約125km 18:40 宿泊ホテル(リスボン)に到着 本日のバス走行距離約570km |
20:10 ファドディナーショーへホテルより専用バスにて出発 |
車窓より夕暮れの街並風景 | 街角で見かけた切手自動販売機 |
夜更けの街に流れる運命の歌 ファド(FADO) ファドは夜の下町が良く似合い、日常の忙しさからひと時開放される夜の時間、海に出て帰らぬ夫のこと、懐かしい故郷の両親や、実らぬ恋の相手のこと・・・。こうした生活の苦しさや、切ない恋心、郷愁の想いなどを切々と歌い上げたのがファドである。起源は定かではないが、十九世紀前半頃にアフリカや、アラブ、ブラジルなどの音楽にも影響されながらリスボンで自然発生的に生まれた大衆音楽。 ファドは通常ギターラというポルトガル独特の丸い形をした12弦ギターと、ヴィオーラと呼ばれる普通のギターの伴奏がつき、歌い手はファディスタと呼ばれ、女性は黒いショールを見に付け、男性は片手をポケットに入れたスタイルで歌い、マイクは使わない。ファドは悲しいものばかりではなく、男子学生が黒マント姿でセレナーデを歌う、コインブラ大学生まれの陽気なものなどもある。 |
22:30 ファドショー終了後再びホテルへ 24:00 就寝 宿泊ホテル:ルテシア(リスボン泊) |
参考資料: JTBパブリッシング 「ワールドガイド」 ダイヤモンド社 「地球の歩き方」