茶筅の里 高山竹林園
生駒市の北端にある高山町は竹製品の伝統の技を伝える里。
500年の歴史を有する高山茶筌を初めとする茶杓、柄杓、花器、香合などの茶道具は秘伝の手技によって連綿と高山の人々によって伝えられてきました。
その竹製品の美や姿を広く一般に知ってもらい、地場産業の一層の振興を図ろうと設けられたのがこの高山竹林園です。
広大な丘陵を敷地として、池や植え込みが配され、資料館、多目的広場、竹の生態園などが設けられ、竹に関する博物館と植物園を兼ねたような施設と
なっています。資料館には高山町で生産される茶筌、茶道具、それに竹の編み針などの製品と資料が展示されています。
資料館の西に広がる庭園には日本や世界から集められた竹が各種植えられています。一般的なマダケやハチクなどから、珍しい節をしたキッコウチクや
色が黒いクロチク、筋が入ったスホウチクなどの生態がじっくりと観察できます。