悠久のトルコ周遊11日間の旅

2009年10月20日〜2009年10月30日

 6日目 10月25日(日)  世界遺産ギョレメ国立公園とカッパドキア岩石群観光
            歴史と自然の宝庫 カッパドキア (Kappadokya)   
 東西南北約100Km,広大さにおいてはトルコ最大の観光地と呼ぶにふさわしいのがカッパドキアだ。キノコ上の奇岩が
林立する峡谷。洞窟教会、地価都市など数多くの見所が有ります。

1000年前の信仰が生んだ洞窟教会
ギョレメ・オープン・ミュージアム (Göreme Açik Hava Müzesi)
岩をくり抜いたビザンチン教会
 岩をくり抜いたビザンチン教会
  
 ギョレメ村のはずれにある野外博物館で、奇岩を掘って造られた
礼拝堂や修道院、住居などの施設が公開されている。この地方に
キリスト教徒が暮らし始めたのは、4世紀頃、彼らは迫害を受けな
がらも岩をくり抜いた教会や修道院を造って信仰を守った。その後
キリスト教が国教となってからはこれらの教会も発展し、ドーム型
の天井や立派なフレスコ画を持つようになった。オープン・ミュージ
アムの教会もそうした11〜12世紀頃に造られたものが中心に公
開されている。
エルマル・キリセ Elmali Kilise (りんごの木の教会)のフレスコ画
カランルク・キリセ(写真左の洞窟)と修道院 修道院
カランルク・キリセと修道院 修道院

3本のキノコ岩が生えている
パシャバー地区 (Pasabagi)

聖人スィメオンが住んでいたといわれる3つの帽子をかぶった岩  
 修道士が隠れ住んだ奇岩の家


 柱状の岩の上に2つ3つと帽子をかぶったような岩が乗ったカッパドキア
特有の風景が見られる所。擬灰岩でできた岩はくり抜きやすく、かっては
多くの修道士達がここを隠れ家として使っていた。なかの一人スィメオンは
聖人として名高く、彼が住んだとされる3つの帽子をかぶった岩が谷の中央
に有ります。帽子に見える高い部分の岩は玄武岩で、独特の形は下部の
岩が浸食によって削られたために出来た。





   一度目にしたら忘れられないファンタジー
の世界、奇岩群をスライドショーで見ること
が出来ます。


 
 画像をクリック


尖った城砦と呼ばれる古い町
ウチヒサル (Üçhisar)
尖った城砦と呼ばれる古い町ウチヒサル  ギョレメ谷の眺望が最高
 尖った2つの岩山を中心に、城下町のように家々
が屋根を連ねています。岩山は登頂可能で、台地
上にあるためギョレメ付近ではここが標高の高い
ビューポイントとして人気が有ります。ここから見る
カッパドキアの景色は抜群でギョレメ谷の奇観が
広がり、谷の向こうにローズ・バレーなどがあるテ
ーブル・マウンテン。カッパドキアの主要なエリアが
一望できるのが魅力的、岩山はその形状から「城
砦」と呼ばれている。
岩肌に小さな穴が無数に開いているのは、畑の肥
料となるハトの糞を集めるための巣穴で、この光
景は他の場所でも多く見かけることが出来ます。

圧倒される景観がカッパドキアらしさ
デヴレント渓谷 (Devrent Valley)
景観がカッパドキアらしいデヴレント渓谷  自然のままの妖精煙突の谷 
 テーブル状の山を背後に谷一面に妖精煙突が
ひしめき立つカッパドキアならではの景色が広が
ります。土の色がピンク色ががっているため「ピン
クの谷」とも呼ばれています。ここの妖精煙突は
パシャバー地区のものに比べて先端が円錐状に
細くなっていて、エノキ茸の頭のような帽子が載っ
ている。谷の間に道路が走っているので車窓から
間近で見ることも可能ですが、人気がある高台の
ビューポイントからの景観は格別です。

今回我々はここから1時間ばかりウォーキングで
景観を楽しみました。

画像クリックでスライドショーが楽しめます。
ギョレメ・パノラマ(Göreme Panorama)
ギョレメ・ビューポイントとテーブル・マウント  ギョレメ・ ビューポイント
 崖の上に位置するこの場所から南にウチヒサル
の岩峰、北にギョロメ村やローズ・バレーを望むこ
とが出来る絶好のビューポイントです。目を奪うの
は直下の谷から続く白い岩々の群れ。複雑な土地
の形状を見ていて飽きることは有りません。展望ポ
イントには土産物屋や茶店も有り休憩するにも良い
場所です。
休憩所で見かけたトルコアイスを売っている屋台。
トルコアイスの屋台
画像クリックで拡大
カッパドキアで暮らしているアーメスト家の訪問
アーメスト家
家の造りは半分洞窟で前半分はレンガ造りになっていて、
現在も生活されている家庭を見学しました。
家族構成は母親(66歳)、公務員の息子夫婦、子供2人、
ごく一般的な家庭でした。

 部屋の様子は画像クリックで見ることが出来ます。
 
 
 絨毯工場見学及びショッピング
絨毯工場 絨毯を織る女性
絨毯を織る女性 絨毯を織る女性

絨毯工場見学後アヴァノスにある洞窟レストランに向う

アヴァノスの町とクズル川(赤い川)  
 アヴァノスの町とクズル川(赤い川)

アヴァノスはクズル川のほとりにある小さな街で、
市街には古代からの地場産業として伝わっている
陶器工房、小さな窯元がいくつか有り、見学や購
入が出来る。


洞窟レストラン入口  
 洞窟レストラン

 カッパドキアの名物料理「壷焼きケバブ」のテスティ・
ケバブ(Testi Kebabi)を賞味しました。



 洞窟レストランの内部や料理は画像クリックで

昼食後、カイマクル地下都市観光に向う。

 カイマクル地下都市 (Kaymakli Yeralti Sehri)
カイマクル地下都市の入口  防衛機能も持った驚きの地下都市の探訪 
 カッパドキアには発掘されていない場所を含めて約35ヵ
所の地下都市がある。火山灰の土を掘って造られた地下
都市は地下は8階まで有りますが、公開されているのは地
下4階までですが、それでも迷路のような内部は充分に奥
深く感じます。各階は背をかがめて歩かなければならない
狭い通路や階段で結ばれていて、いたるところに住居や炊
事場、貯蔵庫、洗濯場などの施設がある。通路の要所にお
いてある円形の巨大な石は敵が侵入した際に通路を塞ぐ
ための扉です。換気用の空気孔や退避用のトンネルなど
には、ここを造った人々の知恵を感じます。

 画像クリックで内部の様子が見ることが出来ます。

 

 観光後、ホテルに向う。ホテル到着  PM18:00

今日のホテル   DINLER (ディンレル)  連泊  カッパドキア
夕食はホテルレストランにて PM 19:00〜
 *今日でサマータイムが終り明日から時間が一時間早められます。
 
参考資料 ブルーガイド(実業之日本社) わがまま歩き35 トルコから




**TOP** **BACK** **NEXT**